『埋設構造物の内部を確実に充填する』

こんな工事の計画はございませんか?
  • 交通量が多い道路の使用廃止埋設管(残置管)等の処理
  • 鉄道線路を横断している不要管渠等の充填処置
  • 河川堤防を貫通している不要管渠等の充填処置
  • 防空壕等の地下空洞の埋め戻し
  • 洗掘、吸出し等により生じた、構造物背面空洞の処置

「在来工法」での施工に不安をお持ちでしたら、ぜひ一度、
セルクリート工法 をご検討ください。

セルクリート工法は、これまでの『エアーモルタル』や『エアーミルク』などによる注入充填工事の欠点を改良した、画期的な注入充填工法です。

〈 耐水性 〉
水中での材料分離がほとんど無いため、滞留水がある内空への確実な注入が可能。
〈 流動性 〉
分離特性・流動性に優れ、長距離圧送・狭小部への充填が可能。
〈 施工性 〉
材料分離が無く、流動性に優れているのでホースの詰まりが無い。
高い注入圧力を必要としないので、外圧管の破損、周辺地盤の隆起、注入材の地表面への噴出等に対処できる。

などのすぐれた特徴を有し、特に、内空に水のある水道管、下水道管等の内部充填工事に最適な工法です。

セルクリートとは・・・

枯紙破砕物を原料としたリサイクル繊維物質混和材(製品名セルクリート)を混入した気泡モルタルによる注入充填工法です。繊維物質を混入することにより、セメントミルク、セメントモルタル等従来の注入充填材料に比べ、耐水性、流動性、材料分離特性を大幅に向上させました。

これにより、いままで困難とされていた、滞留水のある管内への充填、200mを超す長大管の注入等の施工を可能にした工法です。

滞留水を含む管内に注入後の各断面

セルクリート

エアミルク

エアモルタル

特性

セルクリートとエアーによる複合効果により軽量でブリージングがなく、乾湿繰り返し・凍結融解などに対する耐久性を向上させます。

材料分離抵抗性の向上により以下のような特性があります。

  • 水に強く、滞留水のある現場でも施工可能
  • 安定した長距離圧送、落差のある注入が可能
  • 注入の中断、再注入及び吐出量の変則が可能
  • 専用の起泡材を使用することにより。消泡をきわめて少なくする事が可能
    (日施工量アップ、コスト縮減が可能)

用途

残置管の充填、パイプルーフ鋼管充填、橋台の背面盛土、地下構造物の埋戻、軽量盛土等

施工性

専用の攪拌機やアジテーター、グラウトポンプなどにより行い、大規模な現場はもちろん小規模のグラウト注入現場でも、車上プラントによる施工が可能なため、即日解放が可能です。

旧水道管内注入状況

車上によるプラント

気泡投入

材料撹拌状況

フロー値による流動性の確認

セルクリート注入

ブロー確認・充填完了

セルクリート工法と施工例の紹介

芋川寺野地区 砂防堰堤工事 (国交省北陸整備局発注)
新潟県・長岡市山古志(旧山古志村)